当ブログは無差別かつ無節操に読んだ本を 良質な紹介・批評を皆様方に提供致します

2018/051234567891011121314151617181920212223242526272829302018/07

管理者ページ 

スポンサーサイト

記事編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

関連するタグ

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 初見 感想・批評

記事編集
Gは25度から30度に気温が変化した時に大量発生すると聞かされた今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こちらはそういや台風の後結構涼しくなって、それからまた熱くなったよなぁとぞっとしない思いをしました。
だからボクの部屋に出てきたのかGよ・・・


さて、今回は

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
(2004/11)
桜庭 一樹

商品詳細を見る

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないです。

作者:桜庭 一樹
イラスト・原画:むー
ジャンル:電波・サスペンス(?)・青春(?)

~あらすじ~

大人になんてなりたくなかった。傲慢で、自分勝手な理屈を振りかざして、くだらない言い訳を繰り返す。そして、見え透いた安い論理で子供を丸め込もうとする。でも、早く大人になりたかった。自分はあまりにも弱く、みじめで戦う手段を持たなかった。このままでは、この小さな町で息が詰まって死んでしまうと分かっていた。実弾が、欲しかった。どこにも、行く場所がなく、そしてどこかへ逃げたいと思っていた。そんな13歳の二人の少女が出会った。山田なぎさ―片田舎に暮らし、早く卒業し、社会に出たいと思っているリアリスト。海野藻屑―自分のことを人魚だと言い張る少し不思議な転校生の女の子。二人は言葉を交わして、ともに同じ空気を吸い、思いをはせる。全ては生きるために、生き残っていくために―。これは、そんな二人の小さな小さな物語。渾身の青春暗黒ミステリー。

(amazon商品説明より
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4829162767/fc2blog06-22/ref=nosim/)





~以下、感想など~
文章:B-
文章というか、日本語が少々残念
お願いですからシーンの空気に適さない表現するのやめて下さい桜庭先生。

基本的に主人公の一人称。主人公の心理描写は他の描写などと混じって出てくる。
主人公がリアリストなため、結構淡々としている印象。また、主人公のキャラが一本筋が通っていたのが好感触。やや表現が平易に過ぎると思うのはきっとボクの悪い癖なんでしょう。

wikipediaにも書いてある通り、主人公と兄が山に登りながら回想していく、という構成。
(今回は初見でしたので、これについての評価は二回目以降、読んだ時にします)

少々小難しい精神医学(だったかな?)の用語が出てきますが、貴族な兄が優しく教えてくれますので安心です。
それから砂糖菓子と実弾の対比と設定の明かし方が個人的に素敵。

あらすじでミステリと書かれていたのでちょっと張り切って読んでいましたが、トリック云々で楽しむストーリーではありませんでした。どちらかというと、この作品に込められた強いテーマを感じ取る様な方向性です。

文章が比較的優しいので初心者でもオススメできますが、
展開がダークにショッキングなので、心の準備だけはしておいて下さい



設定:B+
前述したとおり、伏線があり、実はどういった~と言った感じの設定があったんだよ、と言った明かし方があり、ちょっとした驚きで物語をスパイスしてくれています。

自衛隊の基地やら色々危険そうなものがいっぱいある田舎町が舞台。
実に現実的な設定で、ボクは好きでした。

ヒロイン、藻屑の設定がかなり痛々しく(ダブルミーニング)大きくテーマに貢献していたのが好感触でした。

反 にしても藻屑の妄想設定で人魚が云々というものがあって、その中で
  人魚が卵を産むというのがあるのですが、
転 人魚オパーイあるからイルカとかみたいに哺乳類じゃね?と思ってしまったのは秘密
↑ネタバレ防止&チラ裏のため反転


人物:A+
結構斬新な人物設定で、楽しめました。

主人公マジリアリスト兄様マジ貴族。でもってヒロインマジ電波
ちなみに個人的には兄が一番好きでした。

反転 それだけに、最後でキャラが変わってしまったのが残念でならない・・・OTL
↑ネタバレ防止&チラ裏のため反転

ヒロインが少々電波入っているので、不快を抱く方もいるかもしれません。




その他
テーマ性に富んでいて、なんだかんだで楽しめました。娯楽性は微塵もありませんが


総評:B+
この本に娯楽性を求めてはならない
        求めるのは、テーマだけである


と、この言葉に尽きると思います。

それにしてもホントこの本はジャンル的に形容しがたいです。

総じて、初心者向けではありますが、
軽い気持ちではなく、よく心の準備をしてじっくりと読んで下さい。
(ボクの二の轍を踏ま無いように・・・)

少々評価は低くなってしまったものの、この作品のテーマ性は素晴らしく、
是非皆さんに読んで頂きたい作品です。

備考
単発なのに2006年度このライトノベルがすごい!で三位受賞の異例作
・単行本、コミック発売。ちなみに作者は単行本を読んだので、多少内容の齟齬が生じるかもしれません
・番外編に暴君と脂肪遊戯があり、井上雅彦の異形コレクション(33オバケヤシキに暴君、34闇電話に脂肪遊戯)に収録されているそうです
心の準備ができた人にオススメできます
スポンサーサイト

関連するタグ
コメント:
この記事へのコメント:
コメント:を投稿する
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://elevenbooks.blog.fc2.com/tb.php/30-3d2ec3ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。