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死神の精度 初見 感想・批評

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自信満々意気揚々とGA文庫大賞に応募した結果、見事に一次選考落ちやがりました今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こちらはひたすら評価シートを待つ日々です。べ、別に最初から評価シート貰うのが目的だったん(略
OTL<ハァ・・・


気を取り直して、
さて、今回は

死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
(2008/02/08)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

死神の精度です。

作者:伊坂幸太郎
写真:不明
ジャンル:ミステリ・死神・恋愛・任侠 etc...

~あらすじ~

ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に…様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様。

――amazon「商品の説明」より




~以下、書評など~
文章:B+
死神である主人公の一人称。主人公の人格から、淡々とした文章になっています。
その文章の傾向は、なるほど、この小説の死神らしさや、主人公の人格性が充分に伝わる優れたものでした。

主に観念やら人間に関することも描写されており、読んでいてほう、と思わず嘆息したり、少々苦笑してしまうこともしばしば。

一般小説ですが、それほど固い文章でもなく、初心者でも安心して読めるレベルでしょう。


設定:B+
一般に言う死神というのは、フードに骸骨、さらに大鎌といった風貌で人間の背後から忍び寄り、命を刈り取るといったイメージが定着していますが、この小説の死神はそうではありませんでした。

この小説の死神は、死神の世界(?)から派遣され、人間に化けて対象者とコンタクトを取り、死ぬのが適当かどうかを調査する、というものなんだそうです。

他、素手で人に触れると気絶させてしまい、寿命を一年縮めるなど、細かい設定もありましたが、よく設定が活用されており、中々の好印象でした。


人物:B
基本的に主人公以外の人物はほぼ使いきり。一般小説にしてはよく書けていたかと。
特筆すべきは主人公。音楽好きで、少々噛み合っていない会話をする彼が好きでした。
その他の人物は、必要最低限といったところでしょうか。強烈な個性があるわけでもなし。キャラの区別が出来る程度。まあ一般小説ならこの辺りがベストなんでしょう。


その他
・短篇集形式。章ごとにジャンルが違う。

総評:B+
中々面白かったです。文章も比較的平易で、やや本を読み慣れてきた方にオススメします。

それにしてもやはり主人公の名前の由来は作家さんが千葉県出身だからなのでしょうか・・・

備考
・ラジオドラマ化、映画化しています
・この記事は「いくつもの週末と本」のあきら氏に勧められて読んだ本について書評した記事です。あきら氏へ素晴らしい本と出会わせて下さったことに感謝致します。


~ここから感想~
・死神の精度
死神の大まかな説明などなど。
主人公の音楽好きさ加減に思わず笑ってしまいました。

・死神と藤田
若干任侠もの的な感じがします。
死神の設定が巧妙に使われており、感心しました。

・吹雪に死神
ミステリーin吹雪の山中の小屋。
巧妙な伏線の貼り方に、思わず両膝を叩く思い。
それにしても、こういった設定の後出し的なものや、幹夫氏の少々不自然な死に至るまでの経緯はミステリ的にはどうなのでしょうか。ボクはミステリに疎いので、少々是非を問いかねます。

・恋愛で死神
普通に恋愛。と、いっても主人公がするのではなく、対象者がしているわけですが。
ちょっとした役に立つ豆知識があります。明日は我が身ですね。
あっさりと終わってしまい、少々呆気無く感じるかも知れません。

・旅路を死神
人を殺してしまった若者にカージャックされる死神。
最近の短気な若者がよく描かれており、なかなかのものでした。


・死神対老女
老女の頼みを聞く死神。
精度や恋愛などの伏線を上手く回収しており、感心しました。
秀逸な一篇です。
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コメント:
この記事へのコメント:
おはようございます
一・一さま  訪問をありがとうございます。小説新人賞に応募されているんですね。プロ並みの評価をされる方ですもんね。ちなみに私も恥知らずにも『電撃』に応募して見事、撃沈しました。
やっぱりプロの道は険しいんだろうな・・・・・・
2011/09/02(金) 08:03 | URL | DE・波瑠間 #-[ 編集]
Re: おはようございます
> 一・一さま  訪問をありがとうございます。小説新人賞に応募されているんですね。プロ並みの評価をされる方ですもんね。ちなみに私も恥知らずにも『電撃』に応募して見事、撃沈しました。
> やっぱりプロの道は険しいんだろうな・・・・・・

こんにちは

DE・波瑠間氏は電撃に応募していたのですか!
少し驚きです。
一緒に執筆、頑張りましょう!

そうそう、ロマンティック・ヴァンプ、読みましたよ。
そろそろお話が本格的に動き出してくるころでしょうか。今からとても楽しみです。
やっぱり冴子はいいですね!一本筋が通っていて、ブレない。自分も一本筋が通った生き方をしてみたいです。

登場人物が二名でてきましたね。キャラがきっちりとしていて、グッドです。(まあ、ちょっと宇佐美さんの出番が名前の登場の速さの割に、出番が少なくて存在を忘れてしまいそうでしたが;;
また、いわゆる二人称視点とでも言うべきでしょうか。その弊害で、主人公についてあまり言及されないせいか、冴子や薫子と比べて非常に存在を希薄に感じてしまいます。まあ、そろそろ本格的に動き出す頃でしょうから、そこまで心配しなくても良さそうなものですが、少々、頭の片隅にでも思って下さるといいかもしれません)

薫子姉の父を怒らせた会話で、冴子がたしなめるところなど、中々味がありました。冴子が言うと、何だか胸に来るものがありますね。
冗談抜きで、親孝行したいと思ったときには、大抵もう死んでいたりするそうです。こういった対比、とても好きです。

それにしてもあの高校って名前から察するに、一応お嬢様ですよね。
それなのにあの二人の破天荒っぷりといったら……。思わず画面の前で「それでいいのか!」と叫んでしまいました(苦笑)。

面白かったです。これからも、頑張って下さいね!

PS
それから、少しだけ真面目な話。DE・波瑠間氏は少々ボクを買い被り過ぎている様です。
ボクの評価などまだまだ未熟。「( ´_ゝ`)フーン」みたいなかんじの、参考程度です。
新聞紙や雑誌をちょいと見てみれば、ボクよりも良質な評価をする人なんて、ごろごろいます。
それに、いくら感想や批評をもらっても、最終的に書くのは、強弱の差こそあれ、貴方が書きたいと思ったものです。
現実もそうですが、ネットでは輪をかけて、実績や肩書きも無い他人を過信すると、痛い目見ますよ。くれぐれもご注意を。
2011/09/02(金) 12:50 | URL | 一・一 #-[ 編集]
ご意見、有難うございます。
一・一さま おはようございます。拙作を読んで頂き、書評まで頂戴して感謝に絶えません。
やはり、あなたのご意見はモノを書いておられる方の評価ですね。有難いのは、著者が読者さまに読んでもらいたい想いを適格に評して頂いている処です。自虐的ではないんですけれども出来れば手厳しいご指摘やお叱りをもらえれば励みになります。未熟者ではありますが今後とも宜しくお願いいたします。
2011/09/03(土) 08:15 | URL | DE・波瑠間 #-[ 編集]
初コメです。
私は本が好きですが、ミステリーは読みません。
ですが、この書評を拝読させていただいて興味を持ちました。
また参考になる書評を宜しくお願いします(^o^)/
2011/09/06(火) 09:09 | URL | 北大路亜弓 #WOq6nlhY[ 編集]
Re: タイトルなし
こんにちは

ほほう、興味をお持ちになられましたか!
これは書評者冥利に尽きるお言葉です(*゚∀゚)=3

これからもしっかりと書評していきたいです(`・ω・´)
2011/09/06(火) 18:25 | URL | 一・一 #-[ 編集]
おはようございます
書評、楽しませてもらいました。
自分で書いていると拙くて恥ずかしい限りですがv-356
他の方が書いている文章は安心して読めますね。

紹介もしてもらって嬉しかったです。
しばらくはペースダウンしてしまいますが、ぽつぽつと更新していきたいなと思います。
お互いがんばりましょうね。
2011/09/08(木) 04:16 | URL | あきら #-[ 編集]
Re: おはようございます
こんにちは

どうやら書評の方は大方ご好評のようで。
一般書のたぐいの書評はあまりやった経験がなく、戦々恐々としていましたが、
少しだけ安心しました(;´∀`)

次のあきら氏のレヴュー、楽しみにしています。
お互い頑張りましょう!
2011/09/08(木) 16:42 | URL | 一・一 #-[ 編集]
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